先日、羽田健太郎さんの訃報を見て、ついこの間「題名のない音楽会」の話をここに書いたばかりだったので、とても驚きました。
羽ださんは、クラシック音楽の大衆化を目指していた方の一人として有名です。
以前、葉加瀬太郎さんのことを書いた時にも触れましたが、そもそも音楽や文学に、古典との垣根をつけることが、古典を大衆から縁遠くしている原因だと思います。
古典だと言われているものも、往時は流行のものだったり、庶民の娯楽だったりしたわけです。
大衆から離れて、音楽や文学が熟成するはずがないと私は思います。
今の教科書に載っている音楽や、小説、詩、短歌などの中に、現代の産物がたくさんあります。
古典というと、とっつきにくいイメージがありますが、実は昔から変わらない真の情が流れているので、気軽に聞いたり読んだりしたいものだと思います。
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