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夏休みの宿題
8月に入り、生徒さんたちは、夏休み真っ最中の楽しい時ですが、そろそろ夏休みの宿題が気にかかってきている人もいらっしゃると思います。

よく有名人が、「夏休みの宿題は、初めに全部やってしまって、後は遊んだ」とか、「最後の三日でやった」とか自慢げに回想していますが、私の体験から言っても、毎日規則正しくコツコツやるのが、実は一番効率がいいようです。

小学生の時、「自由自在」丸々一冊の宿題が出て、説明のページもあるから、毎日やらなくても大丈夫とたかをくくっていたら、八月の」後半になって、どうしても間に合わないことがわかり、真っ青になったことがあります。

それ以来、毎日やれば、そんなに大変ではないことが身にしみました。

それでも、大人になっても、なかなか自分の健康維持のためとわかっていても、毎日10分のストレッチすらやらない自分を反省しています。
わかっていても出来ないのが、毎日の積み重ねですね…。

夏休みの宿題がたまる原因の一つには、わからない部分が出てきた時に、すぐその場で教えてくれる人が身近にいないこともあります。

自主学習というのは、案外効率が悪いものです。

作文や、読書感想文も、何をどう書いていいやらわからないうちに、どんどん日がたってしまします。

私は、そういう子供さん達に、自分で考えたり、文章を書いたり、物を作ったりする「創造」の喜びをわかってほしいのです。

夏休みの宿題は、親子のいいコミュニケーションになることもあります。身近にいる、一番の教師は親兄弟です。

頼るのではなく、ヒントを与えてもらうだけで、その先がどんどん見えてきます。

どうか、この夏休みを利用して、自分の創造力を磨いて欲しいと思います。
【2007/08/02 13:48 】 | 随筆 | コメント(0) | トラックバック(0)
手作りの温かみ
最近、自宅も古くなってきて、ちょっとした所の傷みが
目につくようになりました。

大工さんにお願いして修理して頂くほどの程度でもないし、
多少不恰好でも、自分で修理してみようかな…と思い立ち、
近くのホームセンターに足しげく通うようになりました。

近年、ホームセンターが大人気で、どんな地方に行っても必ず人が
いっぱいなのは、昔は専門的過ぎて敷居が高かった様々な分野の
専門道具や、材料が、自分の目で見て、手に取って確かめて購入
出来る手軽さが受けているのだと思います。

昔の人は、全部手作りだったのに、製品となった物が簡単に、安い値段で手に入るようになって、手間や時間をお金で買うような風潮だったものが、また手作り志向に戻ってきているのは、良いことだと思います。

手間暇かけて作ったり、修繕したりした物には、やはり愛着が
湧いて、そう簡単には捨てられないし、汚れたり傷んだりしないように、注意を払うようになります。

物を簡単に使い捨てる時代は終わり、地球の資源にも限りがあることを
皆がわかっている時代なのですから、身近なところから、「エコ」を
実践していきたいと思っています。

物を作る楽しみは、「エコ」を離れても、それ自体で楽しい事ですが…。
【2007/07/10 22:31 】 | 随筆 | コメント(0) | トラックバック(0)
古典
先日、羽田健太郎さんの訃報を見て、ついこの間「題名のない音楽会」の話をここに書いたばかりだったので、とても驚きました。

羽ださんは、クラシック音楽の大衆化を目指していた方の一人として有名です。

以前、葉加瀬太郎さんのことを書いた時にも触れましたが、そもそも音楽や文学に、古典との垣根をつけることが、古典を大衆から縁遠くしている原因だと思います。

古典だと言われているものも、往時は流行のものだったり、庶民の娯楽だったりしたわけです。

大衆から離れて、音楽や文学が熟成するはずがないと私は思います。

今の教科書に載っている音楽や、小説、詩、短歌などの中に、現代の産物がたくさんあります。

古典というと、とっつきにくいイメージがありますが、実は昔から変わらない真の情が流れているので、気軽に聞いたり読んだりしたいものだと思います。
【2007/06/09 20:19 】 | 随筆 | コメント(0) | トラックバック(0)
先週の金曜日は、大雨で、うっとうしく、重苦しい一日でした。

ところが、夕方になって、突然雨がやみ、空にはきれいな虹がかかりました。

以前書いていたブログにも、車の中から見た、きれいな虹の写真を載せましたが、最近、西宮では、よく虹を見かけます。

虹を見ると、何かとても心豊かな気分になり、明るい未来があるような気がします。

四葉のクローバーを見つけた時も、何か幸せな気分になります。

虹や、四葉のクローバーは、科学的に説明されれば、特別不思議でもなければ、特別珍しいことではないのかもしれません。

でも、そういうことに感動出来なくなっては、人間の心は潤いがなくなってしまうと思います。

おとぎ話というのは、昔は子供時代に、みんな聞いたり読んだりしたものです。

最近の子供達が読む絵本や童話は、今の時代に合った新しいスタイルで書かれているものも多くありますが、現実にはありそうもないような、いわゆる昔からあるおとぎ話も、是非子供の柔軟な感性のあるうちに読んで欲しいと思います。

夢を持てない大人にならないためにも…。20070529225132.jpg

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【2007/05/29 22:52 】 | 随筆 | コメント(0) | トラックバック(0)
プロのコーチング
日曜日に、「題名のない音楽会」で、プロのピアニストになる方法を、中村紘子さんが説明していました。

今は、空前のクラシック音楽ブームで、プロの音楽家を目指している人はたくさんいるものの、実際にプロになれる人の数は、やはり一握りのようです。

その中で、プロのピアニストになれる三か条を、中村紘子さんが教えてくれました。

①環境…臨界点というのがあって、プロのピアニストになるには、2歳がそのポイントなので、小さい時から、環境を整えなくてはならない。

②イマジネーションを育てる…これは、好奇心を持って、何事にもチャレンジしてみるということ。感性や表現力を磨くということである。

③体力を鍛える…プロの演奏家は、実際にステージに立つだけではなく、普段から何時間にも及ぶ、厳しい練習をしなくてはならないので、それに耐え得る体力をつけるという意味。

以上だそうです。

これは、ピアニストに限らず、どの世界にも当てはまることだと思います。その道の、一流のプロフェッショナルになるためには、「~~馬鹿」と呼ばれるような、偏った知識や世界しか知らないような生き方をしていては、人間として「本物」にはなれません。

私達は、一応、勉強を教えることのプロです。

どのようにしたら、その生徒さんの能力を、最大限に引き出せるかのコツを知っています。

幸い、勉強することに、臨界点はありません。
どの時期に始めても、必ず成果は上がります。

教えることは、自分を磨くことの鏡でもありますから、これからも、自分の内面を豊かにして、少しでも多くの方に、勉強する楽しみや、理解することの喜びを知っていただこうと思っています。
【2007/05/22 21:15 】 | 随筆 | コメント(0) | トラックバック(0)
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